目次
私のこれまで
0歳~学生時代
1992年、日本の一般的な家庭にうまれました。
身体を動かすのが好きで、秘密基地づくり等、自転車であちこち走り回っているような少年でした。
学生時代は、いわゆる目立たないようなキャラでずっと生きてきました。
高校生のときに出会った担任の先生(わたしが所属していた部活の顧問でもある)の人間性にあこがれて数学の先生になるために理系の大学を受験。・・・見事不合格(笑)
自信がなくなった私は、「先生になれるなら教科は何でも良いんだ」と謎の理論を展開し、急遽『数学』と同じくらい好きな『体育』の教員に方向転換。
無事体育大学に入学することができ、教員免許も取ることができました。そのときに卒業課程で一緒に特別支援学校の免許も取ることができました。
体育の先生も良いけど、特別支援学校の方が教育についての基礎スキルが身につきそうだな!と
ここでも謎の理論を展開して、特別支援学校の教員採用試験を受験するのでした。
現在
特別支援学校の常勤講師として2年間(2校)勤務した後、採用。
5年間(3校目)勤務し、4校目へ異動し3年間勤務後、退職。
教員としてではなく、ブロガーとして特別支援教育に携わる道を切り開くべく、日々奮闘中です。
実際に働いてみて思ったこと【良いこと編】
児童生徒について
私は中学部で6年間、高等部で4年間勤務させていただきました。また、普通学級と重複学級どちらの生徒さんとも関わらせていただくことができました。
授業や学校生活を通して、ワイワイ楽しく過ごしたり、時には生徒自身のチャレンジにどきどきしたり・・・
笑いあり!涙あり!悩みあり!!の濃い時間を過ごさせてもらいました。
総じて生徒達はみんなかわいかったです。みんな一瞬一瞬を全力で生きていて、全力で悩んでいて、時には全力で苦しんでいました。
その悩みや苦しみに対して、私なんかが生徒に対して本当に何かできるのか?と自信をなくすこともしばしば。
上手く支援できたこともあれば、もちろん後悔していることもあります。
それでも、子ども達は変わらずに「先生」と呼んでくれます。
生徒にとって何かできたのかは未だに分かりませんが、私はたくさんの生徒さんに関わることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
保護者
初めての保護会はとても緊張したのを覚えていますが、総じて保護者様のご協力がいかに普段の学校生活を支えているのかが年を重ねる毎に強く感じるようになりました。
私自身、まだ子育ても未経験、そして保護者様よりも年も下・・・
ただでさえ子育ては大変だという話を聞くのに、お子様の特性と一緒に計り知れない壁を乗り越えてきたことを想像すると、私も目の前にいる生徒たちに全力で向き合わねば!と気合いが入ります。
もちろんそれまでの苦労や苦悩、それ以外のことも含めて私には共感することはできませんが、できるだけ気持ちに寄り添えたらと思いながら接するようにしていました。
協力的な保護者様が多く、「うちの子と関わってくれてありがとうね」「来年も先生がいいわぁ」等、ええ!こんなペーペーペーな私でいいんですか!?と思いますが、嬉しい言葉を言ってくださる方もいて、涙が出るようなことも(笑)
保護者様ありきの学校生活。いつも沢山のご協力に感謝感激雨あられでした。
授業
授業づくりはなんといっても教員の醍醐味!授業づくりが一番楽しくて、時間や労力を厭わずに無我夢中で取り組んでいました。
特に「生活単元学習」と「総合的な学習の時間」に力を入れて取り組んでいました。
「先生の数だけ引き出しがある。」と言っても過言ではないように、
先生方の色んなアイディアや経験、体験が魅力的な授業づくりに繋がっていることを強く感じることができました。
私はこの部分にやりがいを見出して全力でがんばっていました。
実際に働いてみて思ったこと【「うーん」と感じたこと編】
会議などによる多忙感
会議は多いですね!学年会、学部会、職員会議、分掌会、研究部会、企画会、主事会、その他関係者会議等・・・あれこれ会議が・・・(笑)
確かに必要なものもあるけど・・・なんかもっと効率的にできないものか・・・
ほら、トヨタの会議は30分で終わりにしないといけないらしいですよ・・・
あっ!もう17時だ・・・
司会「用事がある方は、退勤されても大丈夫です」・・・いやできるかぁぁぁい(笑)
ここで帰ったら話分からなくなるじゃん・・・
熱意と効率が上手く共存できればいいのになあといつも思いながら、定時を過ぎても働き続けることが多くありました。
教員間のあれこれ
これは「特別支援学校ならでは」の問題というのでしょうか・・・(笑)
基本的に1学級を男性教諭と女性教諭でペアになって担任になります。
男女ってなんかいいじゃん!って思うのもつかの間・・・
癖のある先生や合わない先生がいると、1年間はかなりきつい時間を過ごすことになります。
それが原因で身体を壊してしまい、「療養休暇」に入ってしまったり、最悪の場合「退職」されたりする先生方もいました。
チームティーチング(TT)はとても良いと思いますが、TTならではの教員間の距離感は、独特なものがありました。(個人差あります)
子どもたちとの問題よりも、大人たちとの問題や、ストレスが多かった用に思えます(笑)
研修【専門的な知識を手に入れるまで】
初任から各県によって異なるかと思いますが、研修があります。もちろん色々なことを学んでいけるのですが、「なんだか内容が薄い・・・」
大学で学んだ知識もそこまで役に立たず(汗)
と思っていたら、かなり専門的な知識をもったベテランの先生が近く(学校内)いたぁ!!!
話を聞きながら有り難く学ばせてもらいましたが・・・
先生によって持っている知識と専門性が顕著に違っていて、教わるにしても出会いの運にかかってしまっている感じもしました。
ちなみに最後に赴任した学校には若手が多く、専門的な知識が突出した教員が不在で、かなり不安な思いをしました。
運で知識を得られる・・・なんかもっと効率の良い方法はないのかと思いました。
私のこれから
特別支援教育に携わりたい
感じたことはいろいろありますが、総じて私は教員という立場から退くことを選びました。(その話は別の機会で)
ただ、子ども達はどこまでいってもかわいい。学校は私も大好きな場所です。
教員は退いても、子ども達と間接的にでも良いから関わり、力になりたいと思いました。
それがどんな形であれば適切なのかは私には分かりません。
あくまで私が好きな分野だけで・・・(笑)
なんでもできる、頭が良い、信頼も厚い、すてきな先生・・・ではない、不器用な私。(笑)
できるならば、私の好きな「授業づくり」の分野で関わっていきたいなと思いました。
でも直接教壇には立てないし、学校という場から離れて何ができるのか考えました。
少しでも多忙な先生方のサポートになれば嬉しい
そこで!
「授業のアイディア」や「専門的な知識」「ちょっとした小技」「おすすめのアイテム」等、全国の特別支援学校にいる先生方の知識や力を共有する場所を作ろう!!と思い立ち、このサイトを作りました。
最終的な完成のイメージは、ポケモン図鑑(笑)
このサイトの図鑑をみて、多忙な先生方に授業づくりのヒントやきっかけを提供し、少しでも仕事の負担、時間を減らして有意義な時間をすごしてほしいです。また、先生といえども普通の人間・・・日々のストレスと一緒に楽しく過ごしていくためのライフハックも更新して行きたいと思います。こつこつと更新していきますので、一緒に共有できたら嬉しいです。